【クロダイ釣行記】2025年11月15日大黒海釣り施設

朝から北北東の風が吹きつけるものの、魚影の濃い外側先端寄りに釣り座を構えた。

前日まで夕まずめの回遊が好調だったこともあり、この日も複数枚が期待できる状況。

潮は下げ止まりに向かって緩やかに落ち着きつつあり、勝負どころは朝のうちと夕方と読んで釣りを開始した。

釣行データ

タックルと仕掛け

釣果の詳細

下げ潮が止まる直前の午前8時半ごろ。

手持ちで構えていると、穂先がゆっくりと沈んでいく。

この日も黒鯛特有の「スッ」とした入り方。

同調するように送り込んでいくと、穂先がしっかりと引き込まれたので迷わず合わせる。

掛かった瞬間から強烈な引き。

どうやら良型のようだ。

黒鯛は沖へ逃げようとし、急な突っ込みにはレバーブレーキでラインを放出しながら体勢を整える。

何度も耐え、浮いては潜られを繰り返し、ようやく海面に姿を見せたのは47cmの立派な黒鯛。

朝一からこれだけのサイズをかけられたのは嬉しい展開だった。

その1時間後。

上潮に切り替わった直後、竿をグイッと引っ張る明確なアタリが出る。

少し送り込み、ゆっくり聞き上げると穂先が沈んだまま残ったので竿を立てて合わせる。

フッキングは完璧。

1枚目ほどの強烈さはないものの、しっかり絞り込む黒鯛らしい引き。

浮かんできたのは40cmほどのアベレージサイズ。

朝のうちで2枚、今日は順調に数を伸ばせるかと思ったが、ここから状況が一変する。

上潮が進むにつれて潮が速くなり、棚が全く合わない。

ボラらしきカゴアタリはあるものの、餌が取られるだけでアタリに出ない。

この状態がしばらく続き、完全に手詰まりに。

ようやく潮が落ち着き始めたタイミングで、グイッグイッと素早いアタリが出る。

少し送り込み、ゆっくり聞き上げると穂先が残るので合わせる。

久しぶりの黒鯛の手応えだった。

強烈な突っ込みこそないが、小気味よく叩く黒鯛独特の引き。

浮いてきたのは35cmほどの綺麗な個体。

これで3枚目。夕まずめに向けて流れができてきた。

しかし、期待は裏切られる。

前日までは夕方になると小型の回遊群が入り、数釣りができていたはずだった。

ところがこの日は日が傾いてもまったく反応がない。

16時半、完全に夕まずめに入っても沈黙が続く。

17時を過ぎ、さすがに今日はこれで終わりかと思い始めたその時。

突然、竿がひったくられる強烈なアタリ。

しかし、上がってきたのは20cmほどの小型黒鯛。

サイズは小さいがようやくの1枚に、残り時間への期待が再燃する。

…だが、その後は何事もなく静かに終了。

この日の釣果は黒鯛4枚。

施設全体では11枚だったので、釣れている方ではあるものの、つ抜けを狙う身としては物足りない結果となった。