9月15日、三連休最終日。この日は釣り座を確保するために開場前から並んだ。
なんとか確保できたのは内側中央の手前寄り。
だが、海の様子を見ると潮はスケスケ、水質も悪く貧酸素状態。これはかなり厳しい展開になりそうだと感じる。
そこで普段よりも繊細に攻めるため、ハリスを1.25号に落として挑むことにした。
釣行データ
ターゲット魚種 | クロダイ |
釣行時間 | 6:30〜 18:00 |
天候 | 晴れ / 風向:北東 / 風速:5m |
潮汐 | 小潮 |
釣り座 | 内側中央手前寄り |
釣り方 | フカセカゴ釣り |
タックルと仕掛け
ロッド | 24銀狼 1-53・K |
リール | DAIWA 23シグナス2500XH |
道糸 | 1.75号 |
ハリス | 1.25号 |
差し餌 | オキアミ |
集魚剤 | オキアミ+チヌパワー激重+V9 |
釣果の詳細
朝6時半すぎ、釣り開始
上潮スタート。この日は試しにグレ用の集魚剤「V9」を投入してみた。すると早速、普段以上にボラのカゴアタリが発生。一瞬でコマセが落とされ、仕掛けが1分も持たないほど。コマセの消費スピードが早すぎて釣りのリズムが完全に崩される。
ときどき綺麗に餌が取られるため、手持ちに変えて誘ってみるが黒鯛のアタリは一切出ない。
午前中はただただボラの猛攻に体力を削られる時間となった。
午後、潮止まりに変化が訪れる
昼を過ぎ、潮が緩んだタイミングで餌がかじられ始める。小さなアタリに合わせると、掛かってきたのは小さなフグ。やはり状況は渋い。

しかし、そのうち周りのサビキ釣りでサバやカマスがポツポツと釣れ始め、海の雰囲気が変わってきた。
13時半、ついに待望のアタリ
ボラのカゴアタリでコマセがなくなり、穂先がまっすぐに戻ったタイミングで、今度は穂先がゆっくりと沈み込む。
合わせると黒鯛のような手応え。叩くような引きはあるが、トルク感は薄い。
サイズは小さめかと思いつつ浮かせると、上がってきたのは本命ではなくキビレ。それでも姿を見られたことにほっとする。

14時半、ドラマが起きる
スマホを見て油断していたところ、ふと視線を上げると竿が斜め横に大きく曲がっている! 慌てて竿を持ち、ファイト開始。
魚はものすごい勢いで横っ走り。竿はぶん曲がり、ドラグもジリジリと出続ける。竿先は水面ギリギリまで引き込まれ、なかなか態勢を立て直せない。レバーブレーキを駆使し、少しずつ主導権を奪い返す。
最初はボラかと思ったが、浮いてきたのは銀ピカの本命黒鯛! 朝から8時間経ってようやく手にした渾身の1枚は45cmの回遊型。疲労も吹き飛ぶ嬉しい一瞬だった。

その後は沈黙
残念ながら、この一枚の後は再びボラのカゴアタリばかり。夕まずめも期待したが、本命のアタリは訪れず終了。
まとめ
この日はキビレ1枚、黒鯛45cm 1枚という釣果。貧酸素でスケスケの潮、午前中は完全に沈黙と苦しい展開だったが、午後にようやく結果を出せたのは大きな収穫。
特にスマホを見ていた隙に竿が曲がり、慌てて挑んだファイトで手にした黒鯛は印象深い一尾となった。
厳しい状況下でも結果を出せたことで、充実感のある一日となった。