2月は5釣行連続のノーヒット。厳しい冬の釣りに耐えながら迎えた3月、ついに待望の黒鯛を手にすることができた。しかも、新たに導入したレバーブレーキ付きリールのデビュー戦でもあり、その実力を存分に試す機会となった。潮止まりの時間帯に訪れた大物との一戦、そして春の気配を感じる海の様子——。果たして、どのような釣行だったのか?
釣行データ
ターゲット魚種 | クロダイ |
釣行時間 | 11:00 〜 17:30 |
天候 | 晴れ / 風向:北 / 風速:5m |
潮汐 | 小潮 |
釣り座 | 内側中央 |
釣り方 | フカセカゴ釣り |
タックルと仕掛け
ロッド | 24銀狼 1-53・K |
リール | DAIWA 23シグナス 2500XH-LBD |
道糸 | 1.75号 |
ハリス | 1.5号 |
差し餌 | オキアミ |
集魚剤 | オキアミ+ナンバー湾 |
釣果の詳細
今日は朝からの釣りではなく、のんびり11時ごろからスタート。釣り場は閑散としており、左右10m以内に釣り人は自分一人だけ。北風が冷たく、水温は10.5℃と厳しいコンディション。さらに海の透明度も高く、冬らしい難しい状況での釣行が始まりました。
準備を終えて仕掛けを投入するも、日中は全く反応なし。正午過ぎに期待していましたが、餌取りすら現れず、静寂が続きます。
ようやく状況が動き始めたのは16時30分、夕まずめに差し掛かった頃。投入した仕掛けに餌が取られるようになり、餌取りが湧き始めた気配を感じます。そして17時直前、竿先がゆっくりと曲がるアタリが発生。しかし、そのまま竿先が戻ってしまい、クロダイが違和感を感じたのか、餌を離してしまったようでした。その後も小さなアタリが続きますが、決定的な反応には繋がらない時間が続きます。
そんな中、置き竿から手持ちに切り替え、誘いを入れた瞬間、竿がぶち曲がる強烈なアタリが!一瞬のされかけるも、すぐに体勢を整えてファイト開始。ドラグはあまり出ませんでしたが、クロダイ特有の粘り強い引きを感じながら慎重にやり取りを続けます。3分ほど格闘し、無事にタモ入れ完了。釣り上げたのは42cmのまずまずなサイズのクロダイでした。この冬の厳しい状況下で、価値ある1枚です。

さらに10分後、仕掛けを再投入すると再びアタリが発生。竿が曲がるタイミングで手持ちに切り替えて合わせると、重量感のある引きが伝わってきました。しかし、動きが一瞬止まった後、急に右方向へ猛スピードで走り出し、ドラグが止まりません。そのままハリスを切られ、無念の終了。正体は黒鯛ではなく、大型のサメかエイだった可能性があります。
この日は結果的に42cmのクロダイを1枚仕留めたのみとなりましたが、厳しい条件の中で貴重な1匹を釣り上げた充実感のある1日でした。冬の渋い海では数少ないチャンスを逃さないことの重要性を再確認した釣行でした。